自宅で気兼ねすることなく映画に没頭できるホームシアターは、映画好きなら憧れる環境です。ですが、ホームシアターと聞くと部屋の構成などが難しく敷居が高く感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ホームシアターの基本構成を分かりやすく解説していきます。

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ホームシアターとは？

文字通り、家庭（ホーム）で、映画館（シアター）のような迫力と臨場感のあるコンテンツを楽しむ部屋のことです。映画館の臨場感を出す要素として、大画面と音が重要な役割を担っています。

テレビとの違い

大きく2点あります。画面サイズや構成（プロジェクター＆スクリーン）と、音の構成（サラウンド）です。

スクリーン

大型テレビも魅力的ですが、ホームシアターならではの大画面で映像を楽しむのなら、プロジェクターから出力した映像を受けるスクリーンが最適でしょう。壁固定式、巻上げ方式、床置き式などのタイプがあります。

サラウンド

映画館の臨場感を出す要素として、実は「音」が重要な位置を占めており、効果音をあらゆる角度で設置したスピーカーから出すことで、さらなる迫力を生んでくれます。

 

一般的なテレビの音は、左右のスピーカーから音を出す「ステレオ」方式です。

ホームシアターにおいては、前後左右からの音で取り囲む「サラウンド」方式で機材を設置する人が多く、360度音に包まれる臨場感が味わえます。

サラウンド「5.1ch」「3.1ch」「2.1ch」の意味

サラウンドには、〇.〇chなどの表記があります。これはスピーカーの構成を表していて、例えば5.1chだと、『フロント ＋ センター ＋ サラウンド ＋ サブウーファー』という構成になり、右前、左前、正面、右後ろ、左後ろ、が各1チャンネルづつ。重低音スピーカーは1チャンネルとは数えず、0.1chと表し合計で5.1chとなります。

 

他にも、3.1ch『フロント ＋ センター ＋ サブウーファー』や、2.1ch『フロント ＋ サブウーファー』があり、中には7.1chなどもあります。最近では、仮想で後ろのスピーカーを置いたようなサラウンド効果を作り出せるスピーカー（バーチャルサラウンド）もあります。

ホームシアターの基本構成

ここからはホームシアターの基本構成を解説します。

AVアンプ

ホームシアターでの指令室の役割を占め、映像と音声の切り替えを一度に行えるよう、それぞれの機器を繋げる役目があります。テレビ、プロジェクター、スピーカーなどの機器を繋ぎ、メーカー同士の相性によっては、一括で入出力の管理や操作ができるようになっています。

プレーヤー（レコーダー）

DVDやブルーレイディスクなどの記録媒体によって再生機器が異なります。再生専用プレーヤー、録画ができるレコーダーがあります。

ディスプレイ（スクリーン）

テレビでは、液晶やプラズマ、有機ELなどがあり解像度が異なります。高画質で気軽に大画面を楽しみたいならスクリーンがおすすめです。

スピーカー

位置や役割ごとに種類があり、L（レフト）R（ライト）と左右の頭文字を付けて呼ばれます。値段はピンからキリまであり、メーカーや機種ごとに音の特徴があります。

初心者にはホームシアターセットがおすすめ

初めての方には、ホームシアターセットをおすすめします。各種機材を揃えるとコストも上がりますが、低価格で揃えられるセットは魅力的です。お金をかけて揃えても、安価なホームシアタ―セットの方が高音質に仕上がることもあるので安かろう悪かろうと決めつけず、よく調べてから揃えるようにしましょう。

ライフスタイルに合ったホームシアターの構成を

ホームシアターは、基本的にライフスタイルによって選び方や構成が変わります。一人暮らし、家族の有無などで必要な条件は異なるので、大抵はライフスタイルによって構成すれば間違いがありません。