誰にも気兼ねすることなく、音楽を良質な音で楽しみたい！と思っている音楽ファンの憧れ「オーディオルーム」。今回は、自宅にオーディオルームを作る際に気を付けたい、7大ポイントをまとめました。

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音楽好きの憧れ「オーディオルーム」とは

誰にも気を遣わず、好きな音楽を好きなだけ楽しめる「オーディオルーム」とは、リスニングルームとも呼ばれ、音楽だけを楽しむために設計または作られた部屋を指します。防音や消音などが施された部屋で、良質な音だけを聴ける環境は音楽好きなら憧れる部屋なのです。

快適な自宅オーディオルーム環境の7大ポイント

自宅でオーディオルームを作る際、気持ち良く音楽を楽しむため、オーディオルームの環境には気を配りたいですね。そこで気をつけるべき7つのポイントを紹介します。

①近隣への配慮

自分だけが音楽を楽しむために、大音量で音楽が聴ければいいというわけではありません。配慮を怠ったことで近隣との騒音トラブルに発展するケースもあり、最悪せっかくのオーディオルームを使えなくなる場合もあるため、日頃から近隣への配慮は怠らないようにしましょう。同様に、家に住む家族に対しても音への配慮が必要ですね。

②防音対策

どうせならしっかりとした音量で音楽を楽しみたいものですが、周囲に迷惑を掛けず音楽を聞くには防音対策が必須だといえます。音を外に漏らさない対策も必要ですが、周囲の音をオーディオルームに「入れない」防音対策も気を付けたいですね。他にも、防音と同じく「防振」対策も場合によっては必要になります。

③電源の確保

「電源」も、音質を安定させたり高めたりする要素として大事になります。安定した電源確保は、オーディオマニアの間ではもはや常識にもなっています。オーディオは、電気配線を通して他の部屋で使っている電化製品などの影響を受けるといわれております。

 

なかには、オーディオルームの電源を他の部屋と分配はせず、ブレーカーから直接配線を引く方もいます。そうすることで、干渉を避けてよりピュアな音を楽しむのです。

④部屋の広さとスピーカーの配置方法

部屋は、ある程度広いに越したことはありません。部屋が狭すぎると、音が壁や床に乱反射して綺麗な音を楽しめないからです。一般的に、ステレオと呼ばれる左右二つのスピーカーで音楽を流しますが、配置にも気を配りましょう。

 

その際は左右のスピーカーに対し、自分がいる場所の位置を含めて正三角形になるようにしましょう。できればスピーカーは床に置かず、自分の耳の高さに合わせ、なおかつ壁から50㎝以上離しましょう。そうすることで音の反射を防ぎ、良い音楽を楽しめる環境を作れます。

⑤オーディオ機器の構成

オーディオ機器の基本構成は、昔から変わらず「プレーヤー」、「アンプ」、「スピーカー」の3つです。これらの機器に対し、お金を掛ければかけるほどそれなりの音は楽しめますが、予算が決まっているとそうはいきません。

 

3つの機器に対し、バランスよく予算を配分する方もいます。なかには、プレーヤーとアンプはスピーカーと比べ、そもそもの技術的完成度が高いので、スピーカーに予算を多くかける方もいます。音の出口であるスピーカーに対しコストを掛けることで、少しでも良い音質で楽しむという考え方ですね。

⑥音声のフォーマットにとらわれない

デジタル音源が主流になっている現在、その音質は一般的に、MP3　→　CD　→　ハイレゾの順だといわれています。なかにはそのフォーマットにこだわる方もいますが、音声フォーマットは、あくまで音源を収容する器（情報量）に過ぎません。

 

ハイレゾだから音質が良いと鵜吞みにせず、例えば、古いCDよりも新しいマスタリングMP3の方が高音質になる場合もあるので、音声フォーマットにとらわれずに楽しみましょう。

⑦最初から高価な機器はNG

いきなり高価な機器を揃えても、必ずそれが良い結果に繋がるとは限りません。「これだけコストをかけたんだから、いい音が出るはず」と、自分の気持ちにフィルターがかかっている状態だと、素直に音楽を楽しめないですよね。

 

予算と相談しながら、徐々にステップアップしていきましょう。

環境次第で自宅オーディオルームをもっと楽しめる

オーディオルームを作る際、どうしても機器の予算に目が行きがちですが、部屋の環境を考慮して整えるだけでも、音の質や楽しみ方はアップするはずです。自分にとってベストな環境を整え、音楽を楽しみましょう。