大画面で映画などの映像を楽しめるプロジェクターですが、テレビの代わりとしては使えるのでしょうか？今回は、テレビの代わりにプロジェクターを使うメリット・デメリットを紹介します。

この記事を読むための時間：3分

テレビの代わりに「プロジェクター」を使うには2つの条件が

ホームシアターで、テレビとプロジェクターの二台置きは場所を取るから、テレビの代わりとしてプロジェクターのみを使いたいと思っている方は、以下の2条件をクリアすればテレビの代わりとしてプロジェクターを使うことができます。

条件①TVチューナー内臓・及び接続可能か

テレビの代わりとして使うには、プロジェクターにTVチューナーを内蔵している、もしくはチューナーと接続可能な機種である必要があります。

条件②明るい部屋でも見られるか

テレビは自ら映像を出しているので、部屋が明るくても画面が綺麗に見えます。ですが、プロジェクターを使う際には、発出した映像を反映させる為、どうしてもある程度部屋を暗くしないと画面が見にくくなってしまいます。対策として、機種によっては映像の明るさを調節できる物もあります。

テレビの代わりにプロジェクターを設置するメリット

しかし、上述の2つの条件をクリアすればプロジェクターを設置する以下のメリットを受けることができます。

大迫力

何と言っても、テレビには出せない大画面が魅力です。映画などのコンテンツを、大迫力で楽しむことができます。一般的なテレビの大きさは32～52インチほどですが、プロジェクターは80インチオーバーで映像を楽しむことができます。

テレビの設置スペースが空く

最近のテレビは薄型になり、以前のブラウン管のように場所を取らなくなっていますが、それでもプロジェクターと比べるとどうしてもスペースを取ってしまいます。設置方式にもよりますが、プロジェクターでは吊り下げ型などにすると、設置台などの必要がなく省スペースになります。

テレビよりも安価のモデルも

プロジェクターの方が高いのでは？と思う方もいるかもしれませんが、テレビはインチが大きくなればなるほど高騰します。対してプロジェクターは、売れ筋のモデルでも大画面テレビより安いことがあり、コストを抑えることができます。

手持ちのスマホなどの映像を反映できる

撮ったムービーや写真を大画面で楽しみたい！テレビにもスマホなどと連携できる機能はありますが、プロジェクターだと更なる大画面で映像を見ることができます。家族で、友達と、恋人とワイワイしながら見るのも楽しいですよね。

内臓アプリで様々な動画が楽しめる

最近ではテレビにも、ネットフリックスやYouTubeなどのコンテンツが内蔵されているモデルがあります。ですが、プロジェクターには始めから映像コンテンツが内蔵されているものも多く、後から機器を買い足す必要もなく、大画面で様々なコンテンツを楽しめます。

テレビの代わりにプロジェクターを設置するデメリット

プロジェクターを導入することで上記のような様々なメリットが得られる反面、デメリットも存在しますのでここでは代表的なものを紹介していきます。

ニュースなどの文字情報が見にくい

機種によっては、画像のきめ細かさを表す「解像度」が足りず、ニュースなどを見ていても細かい文字情報が見づらい時があります。

昼間はカーテンが開けられない

プロジェクターの中には、画面の明るさを示す「ルーメン」が低いことで、明るい部屋だと画面が見えにくいモデルもあります。ただし、そういったルーメンが低いモデルでも、照明を落とす、カーテンを閉めるなどの対策をすれば問題ありません。

 

明るい部屋でも映像を楽しめる基準となるルーメンは、1000lm以上のモデルを選ぶと明るい部屋でもぐっと見やすくなりますよ。

昼間などにあまりテレビ番組を見ない人にはプロジェクターがおすすめ

日中は家におらず、テレビを見るのが夜だけの方、そもそもテレビは見ずに、コンテンツ系の映像を楽しんでいる方にはテレビ代わりとしてのプロジェクター設置は充分に「あり」です。思い切ってプロジェクターに切り替えることで、得られるメリットも多いはず。何よりも、大画面で映像を楽しみたい方にはプロジェクターをおすすめします！