PCに音声を取り込み、音楽制作ソフトを介して録音ができ、PCでの音楽制作には欠かせないオーディオインターフェースですが、オーディオルームに置くメリットはあるのでしょうか？今回はその点について解説します。

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オーディオインターフェースとは

オーディオインターフェースとは、パソコンとオーディオ機器を接続したり、マイクや楽器をPCと繋ぐためのする機器のことです。他にもこれを使うことで、より高音質で音楽再生ができます。

 

マイクや楽器を通して音楽制作ソフトでパソコンに録音ができるので、音楽制作には欠かせない機器になっています。取り込んだ音声や、パソコンの音を高音質にしてくれる機能もあり、さらに、マイクや楽器などのアナログ音声を取り込んでデジタルに変換し、パソコンで扱えるデータにしてくれます。反対に、PCでのデジタル信号をアナログに変換することもできます。

オーディオインターフェースで何ができる？

様々な機能を持ったオーディオインターフェースですが、具体的にどんなことができるのでしょうか。主な機能を解説します。

歌や楽器演奏をパソコンに取り込む 

代表的な機能ですが、マイクから取り込んだボーカルの録音や、楽器演奏を録音するときなど、歌や演奏などの音情報（アナログ信号）を取り込み、パソコンで扱えるデジタル信号に変換してくれます。

 

ただ録音するのであれば、パソコンに直接繋ぐマイクで行うことができますが、その場合は音の遅延、ノイズ、音のこもり、音割れなどの問題が起きることがあります。そこで、演奏録音時にはそれらを解消できるオーディオインターフェースの出番なのです。

パソコンとスピーカーを繋いで良質な音を出す

パソコンにもスピーカーは付いていますが、最低限の音質や機能しかないものがほとんどです。そこで、良質なスピーカーに繋げるためにオーディオインターフェイスを中継することで、スピーカーやヘッドホンなどへ出力される音源の品質を上げることもできます。

その他

上述の他にも

 

• 複数のマイク（楽器）を入力できる
• USB接続ができる
• 音の遅れを改善
• 音量を個別に調整できる

 

などが挙げられ、まさにオーディオの「万能機器」と呼ばれているのです。

オーディオルームにオーディオインターフェースを置くメリット

では、オーディオルームにオーディオインターフェースを置くメリットとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

音質向上に役立てる（測定）

オーディオインターフェースは、オーディオルームを最適化するための優秀な機器になります。オーディオルームの「最適化」とは、簡単に言うと、いい音を楽しむために、音の響きや反響を備調節することで、重要でありながら意外に見落とされがちです。そこで、部屋の音響に対する問題点の解決するため、測定用マイクを使って部屋の音響特性を検証します。

 

測定用マイクで拾った基準信号（アナログ）を、オーディオインターフェースへ介してデジタル化し、パソコンで解析できるようにデータ化します。音響の数値や波形を目で確認することで、部屋の音環境を改善できるのです。したがって、音楽視聴環境の最適化にオーディオインターフェースを役立てることができるのです。

PCオーディオ以外でも測定に使える

 オーディオインターフェースは、パソコンオーディオを使用するときだけ使うとは限りません。例えば、レコードなどの機器を利用している場合でも、測定時だけオーディオインターフェイスと測定用マイク、PCを繋げば上述の方法で音質向上のために役立ちます。

スピーカーやヘッドホンの各音量を調整可能

ヘッドホンとスピーカーの音量調整を同じボリュームで賄っていると、何気なくかけたヘッドフォンで大音量になって驚いたり、またはヘッドホンを外した際に、スピーカーから爆音が流れてしまうことがあります。

 

オーディオインターフェイスの多くは、ヘッドホンとスピーカーの入力が分かれているので、個別にボリュームを調節することができ、そういったトラブルを避けることもでき、都度ボリュームを調節することの煩わしさから解放されます。

オーディオインターフェースを活かして快適な音楽ライフを

オーディオインターフェイスは、オーディオルームにも使える音楽の「万能機器」です。

音の録音や、レコードの音源をデジタル変換する行為が日常的ではない場合、必要な時だけオーディオインターフェイスを使うこともアリです。効果的に活用し、音質向上や環境向上に役立てましょう。