写真データの高画質化が進む今、バックアップや保存の方法について頭を悩ませている方は少なくありません。またクラウドサービスのような、新しいデータ保存のための選択肢も増えつつあり、どの方法で写真データを保存すべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、さまざまな写真の保存方法を紹介した上で、改めてブルーレイ保存の魅力をご紹介します。

この記事を読むための時間：3分

ブルーレイで写真データを保存するメリット

ブルーレイディスクといえば動画の保存というイメージが強く、写真の保存としては意外と見過ごされがちではないでしょうか。しかし、簡単にディスクを作成できたり、大容量のものを選べたりと、写真データの保存方法としてさまざまなメリットがあります。ここでは、ブルーレイで写真データを保存するメリットについて改めてご紹介します。

長期間保存できる

ブルーレイの強みは、耐久性にすぐれていて、長期間の保存ができる点にあります。静電気や水、汚れにも強いため、適切な保管方法を守っていれば20年以上保存できることも珍しくありません。また、ブルーレイの中でも「M-DISC」という長期保存に特化したタイプのものを選べば、100年以上の耐久性も期待できるでしょう。

 

一方で、HDDやフラッシュメモリなどの電気製品は、水濡れや静電気で故障してしまうリスクがあり注意が必要です。

セキュリティに優れている

ブルーレイは、物理的にディスクにデータを保存する方法であるため、適切な場所に保管していれば、セキュリティに関する心配はありません。一方で、クラウドサービスを使用していれば、データが流出してしまったり、ハッキングされたりというリスクもあるでしょう。

環境に優しい

ブルーレイは、保存のために電力が必要ありません。一方で、クラウドサービスやハードディスクであれば、常に電力が必要になってしまいます。ブルーレイであれば、電力の消費をできるだけ少なくし、環境への負荷を軽減することにもつながるでしょう。

ブルーレイ以外の媒体で写真を保存する方法は？

ここでは、ブルーレイ以外の媒体を使って写真を保存する方法についてご紹介します。それぞれの特徴を理解した上で、必要に応じて適切な方法を選ぶのがポイントです。

USBやSDカードで保存する

コンパクトな使い勝手の良さが魅力なのが、USBやSDカードです。しかし、これらは電気を閉じ込めているという性質を持っているため、自然放電によっていずれはデータが消失してしまいます。保存環境やメーカーによるものの、基本的には5年〜10年程度が保存の目安となります。

ハードディスクで保存する

ハードディスクは、稼働させていない状態であれば長期保存がしやすく、10年程度が保存の目安であるといわれています。しかし、パソコンに常につないだ状態のハードディスクであれば、高速回転しながら動き続けることになってしまうため、5年程度で壊れてしまうリスクが高まってしまいます。

クラウドサービスで保存する

最近、人気を集めているのがクラウドサービスです。セキュリティの安全性や、保存期間については、提供サービスによって大きく異なるため、安心してデータを預けられるサービスを自身で見極めることが大切です。また、データの保存にかかる費用は、ほかの保存方法に比べると高くつく傾向にあります。

まとめ

今回は、ブルーレイを使った写真データの保存について、その魅力やメリットを詳しくご紹介しました。ブルーレイの魅力は、簡単に書き込みができる手軽さと耐久性にあります。とはいえ、より安全な状態で保存するためには、高温多湿や紫外線を避けた場所で適切に保管することが大切です。用途や必要性に合わせて、自分にぴったりの保存方法を選びましょう。