大好きなドラマやアニメ、大切な結婚式の動画などの大切なデータを保存する場合、どの記録媒体を使用していますか？実は、記録媒体にはそれぞれ異なる寿命があり、用途に合わせて使い分けることが大切です。そこで今回は、動画データの保存方法について、その種類や特徴をご紹介します。

この記事を読むための時間：3分

動画データを保存できる媒体について

ここでは、動画データを保存できる媒体をご紹介します。それぞれ保存期間や容量が異なるため、記録したいメディアや保管したい期間に合わせて適切な媒体を選ぶようにしましょう。

M-DISC

とにかく長期間動画データを保存したいという場合におすすめしたいのがM-DISCです。記録膜に金属系の素材を使用して、レーザーで物理的な凹凸をつくりながらデータを刻むことで、耐久性を大幅に向上させることに成功しました。

 

その寿命は100年から1000年とも言われていて、生涯保存したい大切な動画データの記録に役立てられています。M-DISCは、DVDドライブやブルーレイドライブでの読み込みが可能ですが、書き込みのためには専用ドライブが必要なため注意が必要です。

ブルーレイディスク・DVD

ブルーレイディスクやDVDは、頻繁に動画データの保存に使用されている記録媒体です。一般的には長期保存が可能であるといわれているものの、その寿命は保存状態に大きく左右されるため、適切な環境で保管することが大切です。また、そのほかの記録媒体に比べるとコストパフォーマンスに優れている上、ラベルに文字を書いて整理できるため、使い勝手のよい媒体ともいえるでしょう。

SSD・SDカード

SSDやSDカード、USBメモリはフラッシュメモリと呼ばれる記録媒体です。フラッシュメモリの魅力は、安価に手に入れられるという点にありますが、寿命は5年から10年程度とそこまで長くはありません。また、これらの記録媒体はその性質上、自然放電を避けることができません。長期保存には向かないため、動画データの一時保存用として使用するのがおすすめです。

外付けHDD

外付けHDDのメリットとしては、容量が大きい上に費用が安く、コストパフォーマンスに優れている点があげられます。一方で、振動や衝撃に弱く、長期の保存には向かないというデメリットもあります。とにかく大量の動画データを保存したいという場合におすすめです。

クラウドサービスを使うのもおすすめ

最近では、クラウドサービスを使って動画を保存する方も増えてきました。クラウドサービスによってセキュリティ面や、費用、使用できる容量などが異なるため、よく確認した上で自分にあったものを選ぶことが大切です。

Youtube

Youtubeでは、会員登録をして保存したい動画データをアップロードするだけで、簡単に動画を保存することが可能です。誰にも見られたくない動画の場合には、アップロード後に非公開の設定を忘れずに行ってください。簡単に動画をアップロードできるのが魅力ですが、著作権の審査が厳しいため、動画の内容によっては登録ができない場合もあります。

Googleフォト

Googleフォトでは、容量無制限でフルHDの動画をアップロードすることが可能です。動画を保存する場合には、公式アプリをダウンロードした上で、アップロードサイズを高画質に設定し動画をアップロードします。最後にアルバムを新規作成して完了です。

まとめ

今回は、動画データを保存できるさまざまな媒体についてご紹介しました。生涯残したい動画データはM-DISC、長期間安全に保管したいという場合にはブルーレイディスク、気軽に一時保存を行いたい場合にはフラッシュメモリ、大量の動画を保存したい場合には外付けHDDを選ぶのがおすすめです。それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて記録媒体を選ぶようにしましょう。