ブルーレイと4Kブルーレイの違いとは？初心者にもわかりやすくご紹介します

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4K対応のテレビが普及し始め、最近注目されている4Kブルーレイ。映像のクオリティが高いことはわかるけれどブルーレイと何が違うんだろう…と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、4Kブルーレイの特徴や、ブルーレイと4Kブルーレイの違いをわかりやすくご紹介します。

4Kブルーレイ（Ultra HD Blu-ray）とは？

4Kブルーレイとは、Ultra HD Blu-ray（ウルトラ エイチディー ブルーレイ、略してUHD BD）と呼ばれる新世代のBlu-ray規格。略してUHD BDと表記されます。従来のブルーレイに比べて高精細で色鮮やかな映像を実現します。

4Kの高解像度

4Kブルーレイは、フルハイビジョンの4倍の解像度（3840×2160ピクセル）の映像を記録することができます。これにより、4Kテレビのパフォーマンスを最大限発揮することが可能に。

高コントラスト

4Kブルーレイは、画面の中の暗い部分から明るい部分までの階調がより実際の風景に近くリアルに表示できる「高コントラスト」も大きな特徴です。従来のブルーレイの規格では最大100nits（輝度の単位）までしか記録できませんでしたが、4Kでは最大1万nitsまで記録可能。これにより、より細かい輝度表現が可能になりました。

広色域

4Kブルーレイでは、4K/8K放送に対応したBT.2020の色域を表示できる信号を記録することができます。これは非常に広い色域で、ほとんどすべての物の色を表現できると言われています。色域とは、色度図上で示される表示できる色の領域のこと。ちなみに従来のハイビジョン放送の色域はBT.709であり、4Kの色域がいかに広いかがわかります。

読み出し速度

4Kブルーレイの読み出し速度は、ブルーレイの3倍速に相当する100Mbps。速いほどデータ転送時間が短くなります。ブルーレイと4Kブルーレイでは、この読み出し速度が大きく違います。

ブルーレイと4Kブルーレイの違いは？

ブルーレイと比較すると、4Kブルーレイは「解像度」「色域」「輝度レンジ」などの要素すべてが拡張されます。また、4Kブルーレイを再生するには、著作権保護技術のHDCP 2.2に対応した4Kテレビ・4Kプロジェクタと、UHD BDプレーヤー・UHD BDレコーダー、HDMIケーブルが必要です。パソコンで再生する際にも、BDXL対応可能なBDドライブ、HDMIケーブル、4K解像度でHDCP 2.2に対応しているディスプレイが必要になります。

ブルーレイディスクは4Kにアップコンバートできる

4Kテレビが普及し始めてよく耳にするようになったのが「アップコンバート」。アップコンバートとは、簡単に言うと地上デジタル放送やブルーレイディスクのハイビジョン映像を4K映像にする技術（機能）のことです。ハイビジョン映像をそのまま映したものと、アップコンバートして映したものを見比べると、その差は歴然。本物の4K映像には及ばないことは確かですが、4K対応の大型テレビであれば美しい映像が楽しめるというのは嬉しい限り。

美しい映像を楽しもう

4Kブルーレイは従来のブルーレイに比べてさまざまな面で優れていることは確かですが、アップコンバート機能などの充実で、今までのブルーレイディスクでも4K映像に近い画質で視聴することができます。従来の方法でも十分美しい映像を楽しむことは可能ですが、興味がある方は再生環境を整えて4Kブルーレイを楽しんでみてはいかがでしょうか。